3人の選手の旅立ち

今後の挑戦にエール

 4月27日、JTマーヴェラスより退部選手の発表を行いました。今シーズンは3人の選手が退部することになりました。アウトサイドヒッターの橘井友香、ミドルブロッカーのタットダオ・ヌクジャン、オポジットのカースタ・ロウです。

 カースタ・ロウ選手はこの1年間チームの主砲として活躍を見せてくれました。また、タットダオ・ヌクジャン選手は3年間在籍しており、彼女は出身国のタイではスター的存在で影響力が大きいため、タイのファンがJTマーヴェラスに興味を持つきっかけをわれわれに与えてくれました。

 そして特に橘井友香選手は北海道の強豪札幌山の手高校を卒業してから8年間在籍した選手で、ファンからも非常に信頼の厚い選手でした。特にここ数年は大事な場面でのピンチサーバーとしての起用が多かったですが、必ずと言っていいほど相手のサーブレシーブを乱して攻撃の形を崩したり、サービスエースを決めたりしてくれるので周囲からは「必殺仕事人」という肩書で呼ばれるほどでした。

 このコラムでも2月6日の掲載時に「プロ意識の高さに脱帽した」と紹介させていただきましたが、JTマーヴェラスにとって、ずっといなくてはならない選手でした。5月1日から大阪の丸善インテックアリーナにて開催される第71回黒鷲旗全日本男女選抜大会がJTマーヴェラスの一員としてコートに立つ最後の大会となります。寂しい気持ちが大きいですが、今後も新たな挑戦を続けていく彼女のことを応援していただけると幸いです。

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