鳥取に来なきゃいたずらしちゃうよ-。まんが王国を自称する鳥取県は、鳥取砂丘(鳥取市)を舞台に10月27日、仮装イベントを開催する。大自然のスタジオでプロカメラマンによる撮影会を行うほか、大仮装パレードを計画。砂丘ならではの壮大な景観を活用し、非現実的な仮装写真が撮影できるハロウィーンパーティーへの参加を広く呼びかけている。
県広報課が「鳥取ハロウィン聖地化プロジェクト」として考案した。県ホームページ内に特設サイトを設け、県内各地のハロウィーンイベントをPRする。都市部ではごみ問題や治安の悪化などを理由に自粛を求められることもあるハロウィーンを、鳥取で思い切り楽しんでもらうのが狙い。
鳥取砂丘でのハロウィーンイベントの開会は27日午前10時20分。仮装参加者は同15分までに砂丘入り口付近に集合し、大パレードを実施する予定。
当日は衣装の無料貸し出しもある。参加の事前申し込みは不要。ただ、専用サイトから事前申し込みをすれば、先着50人の子どもにカボチャの妖怪「ジャック・オー・ランタン」のバッグをプレゼントする。
砂丘をスタジオにしたプロカメラマンによる撮影会は、50組の予約枠のうち、17日午後5時現在で44組が埋まっている。11時半から砂像をモチーフに仮装したパフォーマーたちが特別演出を披露する。とっとりふるさと大使のポケモンキャラクター「サンド」「アローラサンド」もハロウィーン仕様となり、会場を盛り上げる。
県広報課の谷口健一課長は「鳥取をハロウィーンの聖地にしたい。この秋は『トリック オア トットリート』を合言葉に楽しみましょう」と呼びかけている。