地域公共交通をいかしたまちづくりを考える「地域公共交通まちづくりシンポジウム」(鳥取県主催)が15日、鳥取市今町2丁目のホテルニューオータニ鳥取で開かれる。三毛猫の「たま駅長」などのアイデアで和歌山電鉄の再建を進めた両備グループ代表兼CEOの小嶋光信氏、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」や若桜鉄道の観光列車などをデザインした水戸岡鋭治氏が講演する。
小嶋、水戸岡両氏が講演した後、トークセッションでは平井伸治知事も加えた3人で公共交通の活性化策などを議論する。また、水戸岡氏が手がけた電車やバス、駅舎などのデザインをモニター展示するほか、県内のバス、鉄道事業者によるグッズ販売もある。
シンポジウムは午後1時半からで、定員は200人。オンライン配信の聴講も100人まで受け付ける。参加希望者は県ホームページの入力フォームから申し込む。当日参加も受け付ける。入場は無料。
県の矢吹隆中山間・地域振興局長は「公共交通の利用者減少の問題は地域のまちづくりと一体的に、住民主体で検討すべきだ。多くの方の参加をお待ちしている」としている。