福祉の仕事 魅力を取材 鳥取東高生が県社協訪問

 鳥取東高(鳥取市立川町5丁目)の1年生が企業訪問などを通して地域の課題解決を考える「鳥取学」の授業が、来年2月ごろに予定されている成果発表を前に熱を帯びている。11日には、福祉分野を担当する生徒らが同市伏野の鳥取県社会福祉協議会を訪れ、職員らと意見を交わした。

 鳥取学は、「鳥取の衣食住をより個性豊かに」「大自然を生かし魅力あふれる鳥取に」など七つの分野で分かれ、地元の大人から与えられた課題の解決策をグループごとに考案する。

 福祉分野の課題は、若者が福祉に興味を持つような宣伝素材の作成。生徒らは、障害者施設や保育園などでの取材を通して見つけた福祉事業の魅力を、ポスターにまとめて情報発信を狙う。この日は、同協議会の職員に、福祉人材の確保に向けたポスターのデザインやその意図について説明し、現場目線での改善案などを聞いた。

 伹井明香里さん(16)は「福祉施設は職員と利用者に隔たりがなく居心地が良かった。ポスターで利用者や施設の雰囲気を伝えたい」と意気込み、同協議会の朝倉香織事務局長は「福祉の仕事について知ってもらい、今後も若い人が何に興味があるのか一緒に考えたい」と刺激を受けていた。

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