原料刈り取り、因州和紙作り 青谷中生が体験

 青谷中の2年生26人が、鳥取市青谷町山根のあおや和紙工房で因州和紙作りを体験した。1日かけて原料のコウゾの刈り取りから、紙すき、染色までの一連の作業に挑戦し、伝統技術を次世代につなぐことの大切さを学んだ。

 生徒たちは、鳥取県因州和紙協同組合の組合員などから「太陽の方に断面が向くように斜めに切る」と助言を受け、硬い幹に悪戦苦闘しながら、断面が斜めになるよう一生懸命コウゾを鎌で刈り取った。その後、80センチの長さに合わせて専用機具で切断したコウゾを幹の太さで選別し、ひもでまとめた。

 小林崇介さん(14)は「コウゾが硬くて切るのが難しかった」と話し、安達彩さん(14)は「和紙を文房具に取り入れられたら」と考えを巡らせた。

 和紙作りは、地域の未来を考える「探究あおや」の授業の一環で実施。生徒たちは和紙の新しい活用を考え、企画書などにまとめる。

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