一年で最も寒いとされる、二十四節気の「大寒」の20日、鳥取市桂見のとっとり出合いの森ではロウバイの花が咲き始め、来園者を楽しませている。見頃のピークは2月中旬ごろとなる見込み。
甘い香りが特徴のロウバイは、2センチほどの透き通る黄色い花を咲かせる。今年は例年よりもつぼみの数が少なく、昨年の猛暑の影響とみられる。同日は鳥取・森のようちえん風りんりんの園児10人が園内を訪れ、飾り気なく美しく咲いたロウバイを見つけて匂いを楽しみ、「レモンみたいな甘い匂いがする」と強い香りに驚いていた。
とっとり出合いの森の木下直人施設長は「花が少ない時季に黄色いかれんな花が楽しめる。ぜひ見に来てほしい」と話した。