好きなこと続ける大切さ学ぶ 米子・和田小児童らKiroro・玉城さんとオンライン交流

 米子市和田町の和田小で20日、6年10人が夢や将来の目標について考える授業で、沖縄県出身で「長い間」「未来へ」などの曲で知られるKiroro(キロロ)のシンガー・ソングライター玉城千春さん(47)とオンラインで交流した。児童らは玉城さんが歌手になる夢を実現させた話を聞き、目標に向かって好きなことをやり続ける大切さを学んだ。

 玉城さんは、保育園児の頃に歌手になる夢を抱いたが、父親に笑われたことから気持ちにふたをしていた。小学3年の友達との出会いで「歌手になりたい」と口に出すようになったといい、4年の文集で「大きくなったら必ず歌手になる」とはっきり書いた。

 中学3年で母親が病気をした際に「一番喜んでくれることをしよう」と、初めて自作した曲「未来へ」をアカペラで歌ってあげたエピソードを紹介。「好きなことが夢につながる。失敗することを怖がらず、どんどんチャレンジしてほしい」と語りかけた。

 児童らは、平和学習を通じて平和の大切さを学んだと発表すると、玉城さんは祖母が体験した戦時中の話を披露した。

 土佐愛美さん(12)は「他人と比べてしまう性格だけど、悩んだ時は玉城さんのように風呂に入って気分転換することをまねしてみたい」と話し、将来のために英語を学んでいるという釜谷律さん(11)は「好きなことを楽しむという言葉が心に響いた。夢に向かって勉強を頑張る」と目を輝かせた。

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