ハクチョウ形の米粉パン 道の駅あらエッサで限定販売 3種の味で自然環境PR

 安来市が西日本有数のコハクチョウの越冬地であることにちなみ、道の駅あらエッサ(同市中海町)にある農産物等直売所「なかうみ菜彩館」で、2月23日までの土日限定でハクチョウ形の米粉パン(130円)が販売されている。昨年に続く第2弾で、今年は販売期間を延長したほか、味もプレーンのみから、抹茶とゴマの3種類に増やし来店客に好評を得ている。

 ハクチョウをはじめ大型水鳥類をシンボルに掲げて河川など周辺環境づくりに尽力する生態系ネットワーク「斐伊川水系水鳥プロジェクト」が、同館に安来産の米粉を使ったロールパンなどを納品する「しふぉんながた」(同市赤江町)の協力を得て商品化した。

 飛来したコハクチョウは主に田んぼの落ちもみを食べることから、ハクチョウ形のパンを通じ、多くの人々に地元農業と環境に一層理解を深めてもらう願いが込められている。

 ハクチョウ観察で安来を訪れた買い物客らに特に人気。しふぉんながたの永田瞳さん(40)は「皆さんから『かわいい』と喜んでもらえてうれしい」と大きな反響に笑顔。同プロジェクト事務局を務める日本生態系協会の伊藤絵理子さん(56)は「より多くの方に、安来がとても良い自然環境だということに関心を持ってもらいたい」と話した。

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