高野山真言宗参与会の設立50周年記念講演「参与・檀(だん)信徒鳥取大会」が、鳥取市で開かれた。参与会員や一般参加者ら約120人が来場し、講話やバイオリンの演奏に耳を傾けた。
高野山大学(和歌山県)の山陰加春夫名誉教授が「高野山の歴史と信仰」をテーマに講話。9世紀から現代に至るまでの概略と、摂関家や王家の高野山参拝の目的や作法、高野山参詣で得られる五つの功徳について話した。
講話後、遍照院(岡山県倉敷市)の大原英揮住職が「さくら」「川の流れのように」などをバイオリンで披露し、心地よい音色で会場を包んだ。
同参与会は1974年に発足し、弘法大師や真言密教、高野山の魅力を伝える活動を日々行っている。