社屋を園児避難場所に 鳥取ビルコン 幼稚園と協定

 空調設備工事などを手がける鳥取市南隈の鳥取ビルコン(杉原真人社長)は、近くの鳥取・森のようちえん風りんりん(徳本敦子理事長)と指定避難所協定を結び、同社で協定調印式が行われた。緊急時、同園に通う子どもたちの安全を確保するため、同社の社屋が指定避難所として活用される。

 同社では停電時でも社屋のLPガス発電機を使い、約20秒で照明や空調が復旧し、3日間は通常の3分の2の電力で運用することができる。昨年7月、同社周辺で3時間以上の停電が発生したことをきっかけに、社屋を指定避難所に活用することを決めた。

 式に合わせて行われた避難訓練で、園児たちは約3分で同園から避難を終え、徳本理事長は「園に近い場所に避難所があるのはとても心強い。受け入れていただけてありがたい」と謝意を伝えた。杉原社長は「何かあったときはいつでも駆け込んでもらえれば」と話した。

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