14日のバレンタインデーを前に、銅鏡や銅鐸(どうたく)をモチーフにした「弥生のチョコづくり」が9日、大山町妻木のむきばんだ史跡公園で開かれた。参加者は、チョコレート作りを通して弥生の文化に触れた。
弥生時代のものづくりを知ってもらい、冬場でも同公園に来てもらうきっかけをつくろうと、同公園が企画。午前と午後の部で親子連れら計41人が参加した。
午前の部の参加者は妻木晩田遺跡から出土している内行花文鏡、午後の部は弥生時代を代表する青銅器の銅鐸をモチーフにしたチョコレート作りに挑戦した。
参加者は、ボランティアの島根大教育学部の学生らに教わりながら、チョコレートを湯煎し、型に流し込んで固め、表面に食用の金粉を筆で塗布。竪穴住居や墳丘墓をモチーフにしたギフトボックスにチョコレートを入れて完成させた。
秦明日菜さん(6)=淀江小1年=は「楽しかった。食べるのが楽しみ」と喜んだ。