今年もすっきり辛口の味に 皆生温泉のオリジナル日本酒完成

 米子市の皆生温泉のオリジナル日本酒「皆生温泉・海に降る雪 上代」が完成し、同市皆生温泉4丁目の皆生グランドホテル天水で3日、披露された。猛暑で酒米の稲刈り時期を前倒しするなど影響が心配されたが、今年もすっきり辛口の味に仕上がったという。

 「海に降る雪」は同温泉旅館組合と千代むすび酒造(境港市大正町)、どぶろく会社の上代(伯耆町福岡)が米作りから仕込みまで協力して製造する発泡性の日本酒で、取り組みは今回で17年目となる。

 町内の源流域で栽培された酒米「五百万石」を原料に、同酒造で1月初旬から仕込みを開始。約3週間後に布であらごしした後、瓶詰めして2次発酵させた。栓を開けるとシュワッとした発泡により、瓶内で成分が雪のように舞うことが名の由来となっている。

 今年はやや辛口に仕上がっており、同旅館組合の伊坂明組合長は「各旅館の料理に合わせて楽しんでほしい。ラベルにデザインされた温泉街の周囲におりが舞う姿を見てもらうのもおすすめ」と語った。

 500ミリリットル瓶1500本を瓶詰めし、各旅館で提供するほか、境港市にある同酒造の直売店舗や米子市観光センター(同市皆生温泉3丁目)でも販売する。

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