ドイツ人写真家、ギュンター・ツォーンさん(72)=東京都=の個展「風紋 移りゆく風景」(鳥取2025・移りゆく風景実行委員会主催)が26日から鳥取市上町の市歴史博物館で開催される。入場無料。6月1日まで。
ツォーンさんは、安部公房の小説「砂の女」や境港市出身の写真家・故植田正治氏の作風に影響を受け、5年前に初めて鳥取砂丘を撮影。約2年前からは鳥取県特産の「因州和紙」を作品の出力用紙として使うなど、鳥取との縁が深い。
ツォーンさんは開催に際し、「環境とそれが私たちに与えてくれた美しい世界を守ることは、私たち人間の義務。今回の個展は私たち全員が楽しめるように砂丘を大切にしてくださる鳥取の人々への感謝でもある」とのコメントを寄せた。
26日と5月24日午後2時から、ツォーンさんのギャラリートークを予定している。