「環境保全功労」2団体たたえる 鳥取県庁で伝達式

 環境保全などに貢献した個人、団体をたたえる「地域環境保全功労者環境大臣表彰」の伝達式が鳥取県庁で開かれた。県関係で受賞した「湯梨浜中科学部」と「那岐山を守る会」(智頭町)の2団体に、亀井一賀副知事が表彰状を手渡した。

 受賞した「湯梨浜中科学部」(中村優心(ゆう)部長、31人)は、長年にわたり地域と一緒に環境保全と啓発に取り組んできた。県レッドデータブックで絶滅危惧2類の「セキショウモ」を県衛生環境研究所などと協力して東郷池に植え付けている。

 「那岐山(なぎさん)を守る会」(壇原和人会長、78人)は、50年前から続く住民活動を継承し2004年に発足。登山道の整備、トイレ・避難所の清掃に取り組む。ツアーや遠足のガイドで環境の保全啓発に尽力し、観光協会などへの情報提供、周知にも貢献する。

 伝達式では亀井副知事が活動をたたえ「それぞれのノウハウやネットワーク、思いを後世にも残してもらえたらありがたい」と感謝を述べた。壇原会長(71)は「長年の苦労が報われうれしい。今後、ドウダンツツジの植栽も頑張り、登山者に喜んでもらいたい」と喜んだ。

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