コラム

[潮騒] 6月12日(土)

2021年6月12日

 消費者ホットライン188のイメージキャラクターは、蝶(チョウ)の「イヤヤン」。188にダイヤルし、問題を解決できた人が蝶のように羽ばたく姿を見るのが大好きです、と消費者庁ホームページに載っている。「泣き寝入りは超いやや」が口癖だそうだ◆泣き寝入りするのは、消費者だけでなく、事業者の間にも少なからずある。所有する駐車場の不正利用に悩む門真市の建設会社社長、野田武臣さんから、潮騒子は相談を受けた◆いわく、飲食店や書店の駐車場として土地を貸しているが、2カ月前から車両数台が“放置”されている。無断駐車お断りの掲示も効果薄。仮に、コインパーキングのロック板や精算機を設置しようとすれば、新たな出費が生じてしまう◆さりとて、放置車両のせいで駐車場を使えず、客足が遠のけば、店にとってはまさに泣き寝入り。コロナ禍も加わって売り上げが減少する店側の負担を和らげるため、駐車場の地代を下げたとしても、問題解決にはならない◆野田さんは警察にも相談した。しかし、盗難車ではなく、事件性も確認できないため、放置車両が押収されることはない。「私有地ぐらい自分で守れということか…」。打つ手無しが、恨めしい。そして、無断駐車し続ける者の心が、悲しい。(深)


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