コラム

[潮騒] 9月24日(金)

2021年9月24日

 明日25日に京阪電鉄が春に続き今年2回目のダイヤ改定を行う。関西私鉄では近鉄に次ぐ1年2回目。JR西日本も10月2日に実施するが、共通するのは“見直し、適正化”と称した減便の嵐が吹いていることだ◆京阪を例に取ろう。コロナ前の一昨年と今年を比較すると平日1日当たり利用客は29・1%、日祝日38%の減少。朝夕ラッシュ時は2割減だが、昼間は4割、午前0時以降は7割近くと極端な落ち込み◆JR西日本の長谷川一明社長も「減った乗客はコロナが収束しても容易には戻らない」と予測。鉄道各社は「少子高齢化の日本で、労働人口の減少に伴う利用客減は予想済みだったが、それが10年分一気に早まった感じ」とシビアに見ている◆京阪は10分に1本の特急が昼間は15分に1本と一気に昭和へ逆戻り。半面、運賃と同程度の別料金が入るプレミアムシートを特急だけでなく快速急行にも適用し収入アップを図る。全駅からごみ箱を撤去し、回数券類や磁気定期券全廃などチマチマと経費節減に精を出したが、もう背に腹は変えられぬ◆乗客側からすれば単純に減っているのではなく元々コロナが利用減の主原因だから複雑。「コロナが怖いから、以前のラッシュ時混雑は勘弁して…」と乗車にますます嫌気が差す。(畑)


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