コラム

[潮騒] 11月24日(水)

2021年11月24日

 朝の冷え込みが強まってきたからか、朝食のみそ汁のおいしさが身に染みる。みそは母のお手製で、大豆の粒がブツブツと残っている。もったいなくて、こさずにすべて使う◆幼い頃から朝は麦ご飯とみそ汁が定番だった。初めての1人暮らしで作った料理はみそ汁。家庭を持った今も毎朝みそ汁を食す。大根やニンジンなどの根菜、タマネギや白菜などの葉茎菜、カボチャやナスなどの果菜、ワカメなどの海藻、そして豆腐でタンパク質をプラス◆みそ汁は和食の汁物の代表格だ。和食は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されたが、料理そのものではなく「日本人の伝統的な食文化」を指す。四季の変化に富む日本で、自然を尊ぶ日本人の食の習わしをいう◆農林水産省は「和食」の特徴として(1)多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重(2)健康的な食生活を支える栄養バランス(3)自然の美しさや季節の移ろいの表現(4)正月などの年中行事との密接な関わり−の4点にまとめる◆(2)は「一汁三菜」の基本スタイルや「うま味」の活用で、まさにみそ汁だ。ほとんどの野菜が合い、調理も手軽。非常に簡単に各素材の栄養素を丸ごと摂取できる。11月24日(いい日本食)は「和食」の日。今日は夕食にもみそ汁をいただこう。(斎)


サイト内検索