6日に今宮戎神社、7日に野田恵美須神社の福娘たちの訪問を受けた。あすから、十日戎(とおかえびす)。商売繁盛に加え、疫病退散も願わずにはいられない◆初詣したばかりだが、オミクロン株の猛威を覚え、まん延防止措置の適用に目が向き、第6波をいよいよ間近に感じるだけに、もう一度、拝殿で手を合わせたくなる。不安な年の始まり−。大阪天満宮の寺井種治宮司が新春の社報に揮毫(きごう)した「至誠」は印象的だった◆「一昨年からのコロナ禍にあって私たちの日常は一変してしまいました。会いたい人となかなか会えない、そんな日々が続きました。そのような中で家族や友人などを思う心はより一層深まった」。だからこそ、「誠実で清らかな心」を持っていたい。“誠”が、寺井さんが選んだ新年の漢字一文字だ◆大阪天満宮に近い造幣局元理事長の百嶋計さんに尋ねると、“脱”。コロナ禍からの脱却、脱炭素が求められる現代社会、さらに、新1万円札の顔となる渋沢栄一は脱皮を繰り返す蚕に例えられた改革者だったことから、この一文字を思い浮かべたそうだ◆「さまざまな局面で、またいろいろな分野で古いやり方などからの脱皮が求められるのでは」と百嶋さんは新年を展望した。祈りをささげ、誓いも立てたい今年の十日戎である。(深)
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