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“福”争奪 勇ましく 四天王寺「どやどや」

2020年1月15日

 大阪市天王寺区の和宗総本山四天王寺(森田俊朗管長)で14日、天下泰平と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する奇祭「どやどや」が盛大に執り行われた。冬空の下、鉢巻き・締め込み姿の清風高と清風南海高の男子生徒が、体をぶつけ合いながら宙を舞う護符(お札)を奪い合った。

六時堂内でわずかな護符に手を伸ばす生徒ら=14日、大阪市天王寺区の四天王寺

 元日から2週間続く「修正会(しゅしょうえ)法要」の結願(けちがん)日に行われる伝統行事で、江戸期の摂津国の観光案内書「摂津名所図会(ずえ)」にも描かれている。

 令和最初となる「どやどや」には両校から計約580人が参加。紅白軍に分かれた生徒は「ワッショイ」と勇ましい掛け声を響かせながら境内・六時堂前に参集、号令でお堂内にどっとなだれ込んだ。

 法要中に祈とうされた護符が天井から数枚まかれると、誰もが“福”をつかみ取ろうと手を高く伸ばした。熱気に包まれる中、護符を手にした一部の生徒は寒さをものとせず、「やった」「取ったぞ」と境内に喜びの声をとどろかせた。

 終了後、魔よけの「牛王宝印楊枝(ごおうほういんようじ)」や祈願札の授与も行われ、多くの参詣者が列に並んだ。


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