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住宅リノベより体感 KLASI COLLEGEリニューアル

2020年2月12日

 近代港湾発祥の地・大阪市港区築港にある「リノベーションのある暮らしを学ぶ」をコンセプトにした複合施設「KLASI COLLEGE(クラシ カレッジ)」。開業1周年を迎え、ロフト付きLDKや輸入キッチンのショールームスペース、耐震断熱の解説展示を設けるなど、より実践的にリノベーションを学び、体感できる施設にリニューアルした。“港湾のまち”から“暮らしのまち”へ−。進化が続く。

B棟2階の輸入キッチンを備えたレンタルスペース
A棟2階の企業ショールーム。木工家具や雑貨のほか、床材も実際に触って選ぶことができる

 住宅や店舗のリノベーションを手掛ける美想空間(大阪市港区、鯛島康雄社長)が運営。築66年のレトロビル3棟を屋上を含めてリノベーションし、企業のショールームや家具の展示、カフェや美容室が入る日本初のリノベーション総合展示場併設施設として、昨年1月にオープンした。

■リノベ基礎学ぶ

 今回のリニューアルでは、A棟の1階のカフェ部分を縮小し、ロフト付きLDKや木工の組み立て式家具のショールームスペースを拡大。奥には、リノベーション協議会(東京)による耐震断熱の性能や住宅選びの際の注意点を紹介するコーナーがあり、リノベーションの基本を学べる。2階は企業のショールームで、家具のほか、床材やドアノブ、スイッチなどのパーツを見ることができる。

 B棟には、半地下にDIYスペース、2階にインテリア・キッチンデザイナーの和田浩一さんプロデュースの輸入キッチンのショールームを新たに設置。輸入キッチンには、3種類のオーブン、グリルコンロも付いており、イベントスペースとしてレンタルも可能となる。さらに、C棟にも和田さんプロデュースのキッチンスペースが4月にできる予定だという。

 美想空間の企画・広報の勝野楓太さんは「自分の思い通りの住まいにできるのがリノベーションの良さ。情報発信に努めて、リノベーションの選択肢を提供したい」と話す。

■可能性秘めた町

 かつて港湾で栄えた築港だが、現在のにぎわいは海遊館と天保山マーケットプレースがある北側に集中。クラシカレッジがある南側は、人がまばらで下りたシャッターが目立つ。一方で、大阪メトロ中央線で本町から5駅の利便性の高さ、2025年には大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)で関西万博が開催される予定でもあり、可能性を秘めた町でもある。

 「町自体をリノベーションしたい。ひと工夫ある暮らしを提案する町になれば」と鯛島社長。その目に、暮らしの町の未来を見据える。


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