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コロナ禍 厳戒の入学式 在校生、映像で歓迎

2020年4月5日

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、大阪府内の教育機関は入学式シーズンを迎えている。大阪市内では4日、三つの小学校でアルコール消毒や濃厚接触を避けるなど、例年にない厳戒態勢を敷いて式典を開催。当初、入学式の中止を決めていた東大阪市の近畿大は、インターネットを活用したウェブ配信に変更、新1年生のスタートを祝福した。感染拡大防止に配慮しながらの行事が続く。

新型コロナウイルス感染防止対策を取って登壇した人型ロボットのPepper(ペッパー)。両手を挙げたりユーモラスな動きを交え、少し緊張した面持ちの新1年生たちに「入学おめでとう」と歓迎の言葉を伝えた=4日、大阪市浪速区の大国小
在校生たちが学校行事を紹介するビデオメッセージ=4日、大阪市浪速区の大国小

 大阪市浪速区の大国小(岡田治美校長)で入学式が開かれた。新型コロナウイルスの感染対策として、出席者は必要最小限の人数に限り、開催時間も約30分に短縮しての開催。例年と違う式典ながら、保護者や子どもらは「できてよかった」「感謝している」と笑顔を輝かせた。

 同校の本年度の新1年生は1クラス29人。体育館での式典では、出席がかなわなかった在校生らがビデオメッセージで学校生活を紹介し、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」が歓迎の言葉を送った。

 岡田校長は式辞で「雲は切れ、青い空、すてきな太陽が顔を出す日は必ず来る。どうかその日のために、今は辛抱して自分の命を守ってほしい」と呼び掛けた。

 新1年生の穴田彩有さん(6)は「入学式ができてうれしい。授業が始まったら理科が楽しみ」と笑顔。母親の有希さん(33)は「マスク姿の入学式を笑って懐かしむ日が来るよう、6年間を楽しんでほしい」と目を細めていた。

 市教委によると、本年度の市立小学校の入学予定者は288校1万9061人。市立小中学校は19日までの休校が決まっているが、入学式は参加者を限定するなどして実施し、7、8日にも予定されている。状況によっては個別に延期などの判断もあるという。


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