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豆腐スムージーいかが 南堀江・手作り低カロリーの店

2020年6月30日

 大阪・ミナミの南堀江にあるパーソナルジム1階に、豆腐と豆乳を主原料にした手作りの低カロリー・スムージー店「PAPMA(パプマ)」がオープンした。経営するのは元画廊経営、中野松三さん(71)と調理師、町子さん(71)夫婦。少子高齢化の波を見据え、「ファストフードではなくスローフードを、私たちの世代が作って提供する店。成功すれば2号店以降は、同年配の人にノウハウを提供して、健康づくりを広めながら生きがいにしてほしい」と夢を膨らませている。

豆腐スムージー(手前)を売る「PAPMA」を開店した中野松三さん、町子さん、嘉之さん(右から)=大阪市西区南堀江

■半年がかりで完成

 同所の2階でパーソナルジム「スタジオグレース」を経営するのは、息子の嘉之さん(36)。カナダにアメリカンフットボール選手として留学し、現地のプロリーグを経て帰国した。日本でもXリーグで活動後、現役引退。パーソナルトレーナーとして、プロアスリートや女性モデルらに健康指導や体力づくりを教えている。

 ある日、嘉之さんから「プロテインだけだと味気なくて飽きるので、おいしくて太らない食べ物を考えて」との依頼を、町子さんが受けた。

 そこで、豆乳に食感があって腹持ちする豆腐の組み合わせをベースに、ナタデココなど食物繊維を豊富に加え、果物などで味を調えた“豆腐スムージー”を考案し、半年がかりで試作品を完成させた。

 町子さんは「飲みやすくて、無添加、糖質無添加で低カロリー。整腸効果もある。1品500CCペットボトル1本分あるので、1日1食を置き換えてもらうとダイエット効果も」と説明する。

 現在、10種類が完成しており、一番人気はラズベリー、ブルーベリー、イチゴ(ストロベリー)がミックスした「ベリー3兄弟」(700円)。今後もメニュー開発を続ける予定だ。

■食の一環に

 ダイエット指導も手掛ける嘉之さんは「タピオカなどスイーツ系ドリンクは、いろいろとブームになるがなかなか長続きしない。糖質の取り過ぎなどで太ってしまうマイナス面が影響していると思う。“おいしくて太らない”というコンセプトは大切。物珍しさではなく、食の一環として定着させることが大切」と説明する。

 既に1号店には、毎日訪れる常連客もできた。圧倒的に女性が多く、朝食やランチの代わりに注文し、店内でゆったり会話を楽しみながら“豆腐スムージー”を味わう。

 「飲み心地は普通のスムージーより少し濃い感じだが、清涼感もあって素材の果物が直接感じられておいしい。値段も1食と考えると高くない」と好評だ。

 現在スタジオ1階の1店だけだが、将来はレシピを確立してフランチャイズ化を計画。その際の製造販売は、講習を受けた高齢者に担当してもらう予定にしている。

 中野さん夫婦は「元気な高齢者が増えた時代に、楽しみながら働ける生きがいづくりは大切。若い人たちと接することで、刺激も受けられる」と夢を語る。問い合わせは電話06(6534)0369。


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