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オンライン授業公開 大阪市教委が試行実施

2020年7月5日

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校が長引く事態を想定し、大阪市教育委員会は4日、市立小中学校で「双方向型」のオンライン学習システムを活用した授業の試行実施を始め、授業風景を報道関係者に公開した。家庭学習を支援する取り組みで、課題整理をした上で、9月に最終学年に当たる小学6年、中学3年の全計418校で先行して整備する。

教員からの問いに対し、回答者の表情が映し出されたパソコン画面。クラスの全生徒がチャットでコメントを寄せ授業に参加した=4日、大阪市城東区の市立菫中

 「では、ビデオ通話と音声をオンにしてください」「ノートをカメラに向けてください」

 同市城東区の菫(すみれ)中では、教員がスライドも用いながらテキストを説明し、指名された生徒はスマートフォンやタブレット端末を駆使して注文に答えた。36人が受講した数学の一こまは、式の展開や因数分解などの公式を用いて解答を導く授業。教員からの問い掛けに、ツイート覧には次々とコメントが挙がった。

 受講した山脇あみさん(14)は「いつ学校に行けなくなるか分からない中、先生に質問もできてありがたい。音声も聞き取りやすかった」と喜んだ。教員からも「生徒それぞれの学力は把握しており、登校したときに個別にフォローできる。授業が止まる心配がない」との声も聞かれた。

 市では、オンライン授業を可能にするため、市立小中学校の全児童・生徒に学習端末を配布する費用を盛り込んだ補正予算案が成立。当初は2023年度までに順次整備する予定だったが、計約16万台の導入を本年度に前倒しし、12月以降に配備する。


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