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「リモート宴会」提供へ 北浜の郷土料理店

2020年7月12日

 企業のリモート会議の延長として「リモート宴会」の場を提供しようと、大阪市のビジネス街・北浜の郷土料理店が準備を進めている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で来店客が減る中、最近話題のリモート飲み会にヒントを得た。ピンチをチャンスに変えようと、現在は、パートナーとなるリモート宴会可能な店のネットワークづくりに余念がない。

全国の本社と営業所をつなぐリモート宴会のイメージ
郷音が試験的に実施したリモート宴会の様子=8日、大阪市中央区

 「リモート宴会の提供は生き残るための手段の一つだが、お客さんにとっても社内親睦を一層広げるメリットがある」。とっとりゆかりの店郷音(さとね)(大阪市中央区北浜)の白岩俊夫さんは、リモート宴会を提供する意義をこう説く。

 郷音は、大阪取引所前のビル10階に店舗を構え、客席数は50。コロナ禍で空席が目立つ店内空間を、本社と営業所をつなぐリモート会議後の宴会の場として貸し切ってもらう意向だ。現在は、全国規模の企業に勤務する常連客の情報を通してリモート宴会可能な全国の店舗を募る一方、リモート宴会の需要を調べている。

 今月上旬には、来店した在阪企業のグループ客が大型のスクリーン越しに東京や名古屋在住の同僚と宴会を楽しむ通信環境を整え、リモート宴会を試験的に実施。幹事の男性は「これからはテレワークが普及し、職場の意思疎通が取りづらくなる。リモート飲み会は重要だ」と話していた。


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