大阪ニュース

リスク高い環境避けて 大阪モデル黄信号点灯

2020年7月14日

 大阪府で新型コロナウイルスに新たに32人が感染したことが確認された12日、府は対策本部会議を開き、自粛要請などを判断する独自基準「大阪モデル」に基づき、警戒水準に当たる黄信号を点灯した。31日までの期間、府民に感染拡大防止の行動を呼び掛けている。

 大阪モデルは直近1週間で、(1)感染経路不明が前週に比べて2倍以上(2)感染経路不明が1日平均で10人以上(3)新たな感染者が計120人以上かつ後半3日間で半数以上−の全てに該当すれば黄信号を点灯すると決めている。6〜12日の1週間で感染者が計142人になるなど、全ての指標で警戒の基準に達した。

 府民に対しては、3密で唾液が飛び交う環境を避ける▽感染防止宣言ステッカーのないバーやキャバクラ、ホストクラブなど「夜の街」の店の利用自粛▽高齢者や基礎疾患のある人は、感染リスクの高い環境の施設を避ける−ことを呼び掛けた。

 また夜の街関連の店の従業員が検査を受けやすいよう、繁華街のミナミに臨時検体採取場を近く設置する。吉村洋文知事は「感染拡大の兆候があるという警戒すべき数値だが、社会経済を止めるわけにはいかない。過度な自粛をお願いするつもりはない」と述べた。

 12日の新規感染者の内訳をみると、これまでの「若者」「夜の街」というキーワードでは、くくりきれない状況になりつつある。32人中3割強に当たる11人が40代以上で、うち70代が3人。感染経路不明者は21人に上る。“震源”は夜の街の若者とされるが、市中への感染拡大が懸念される。

 1%以下の推移をたどってきた陽性率も上がり始めており、12日は7・9%。検査数が増えたにもかかわらず高い値を示している。藤井睦子・府健康医療部長は「第1波が感染収束して以降、最大の陽性率。非常に注意する必要がある」と指摘した。


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