大阪ニュース

ナンバーカード普及低迷に苦言 追手門学院大教授

2020年7月15日

 政府のマイナンバーカード普及策について、元財務省官僚で追手門学院大教授の百嶋計氏(61)が、「ネガティブなイメージを払しょくしていくことが必要」と指摘した。1人10万円を配る特別定額給付金のオンライン申請に必要なマイナンバーカード手続きが急増し、システムが不安定になった事態を念頭に苦言を呈した。

追手門学院大教員らによるニュース解説サイト
百嶋計氏

 百嶋氏は、追手門学院大の教員らが専門的知見でニュースを読み解くホームページの専用サイトで、マイナンバーカードを解説。国税庁課長時代に関わった「住基カード」の普及が進まなかった経験を基に、「国民の信頼を一層高める」ことの必要性を強調した。

 また、「マイナンバーカード普及や電子政府化がもう少し進んでいれば、特別定額給付金の配布はスムーズに進んでいた」と語った。

 マイナンバーカードを活用してポイントを付与する総務省の「マイナポイント」事業開始にも言及。「ビジネスの効率化、ゆとりある暮らしにつながっていけば」と期待する一方、造幣局(大阪市北区)の理事長を歴任したことから「硬貨が使われなくなるのは寂しい」と胸中を吐露した。


サイト内検索