大阪ニュース

「会社残さないで」妻34% 事業承継アンケート

2020年7月31日

 経済界倶楽部関西7月例会が30日、大阪市北区のホテルで開かれた。企業の合併・買収(M&A)を仲介するストライク社長の荒井邦彦氏が講演。経営者の妻約100人を対象にしたアンケートで、夫が亡くなる際に残してほしくないものは「会社」が最も多いという結果を公表した。荒井氏は「借金があったらどうしようという不安と重みのため、会社を残されたら困ると思っている」と妻の心境を分析した。

事業承継について語る荒井氏=30日、大阪市北区

 残してほしくないものとして、「会社」と答えた割合は34%に上り、2番目の「美術品・骨董(こっとう)品」(11%)を大きく上回った。

 また、男性経営者約300人を対象にしたアンケート結果によると、亡くなる際に残したいものとして、「会社」と答えた割合は19%に及んだ。「現金・預金」(45%)に次いで多かった。

 荒井氏は、事業承継の意識を調査するためアンケートを実施。結果について「残す側、残される側の意識の差が出ている」と語った。事業承継の心構えにも言及し、期限を決める▽自社の企業価値を知る▽引退後のビジョンを持つ▽自分で決める−の4点を挙げた。

 企業経営者が高齢化し、後継者不在が深刻化する実態を踏まえ、経済界倶楽部は、荒井氏の講演を開催。経営者ら約40人が聴講した。


サイト内検索