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技術革新創出へ接点拡大 京大発ベンチャーと大企業

2020年8月5日

 関西経済連合会と京都大などは4日、大企業とベンチャー企業の接点拡大に向けた催しを、大阪市北区の国際会議場で開いた。協業を促し、技術革新の創出につなげるのが狙い。京大発のベンチャー企業8社の関係者が発表のほか、登壇者と約100人の来場者との名刺交換の場を設けたりしながら交流を促した。

新型コロナウイルス感染防止対策を講じた会場で、名刺交換に臨む参加者ら=4日、大阪市北区の国際会議場

 関経連は、関西のベンチャー企業数を2025年ごろには2倍にする「起業街道・関西」プロジェクトに着手。その一環で、大学発の研究開発型ベンチャー企業と大企業の協業促進を掲げており、第1弾の企画として繰り広げた。

 定員以上の申し込みがあったため、会場を変更するなどして対応。大企業側のニーズが浮かび上がった格好だ。

 ベンチャー企業の発表では、エネルギーや食品、健康関連など多彩な分野の関係者が登壇。軽くて薄い上、効率よく発電できる太陽電池を開発したり、藻類を食糧問題や機能性素材に活用したりする事業などを説明した。

 共催団体の一つで、創業支援を手掛けている「京都大学イノベーションキャピタル」が、企業紹介や京大の研究内容を披露する場面もあった。

 京都大産官学連携本部の室田浩司部長は「京大の産学連携体制の活動は、劇的に変わっている」と強調。新型コロナ禍に対応した事業を始めた点に触れ、関経連との連携にも意欲を示した。

 関経連の松本正義会長は「ベンチャーと既存の企業との協業に向けた第一歩だ」と今後の展開に期待。事務局によると、大企業とベンチャー企業の交流を促す第2回の催しは秋ごろに予定している。


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