大阪ニュース

駅ホーム 混雑なし 盆の帰省スタート

2020年8月9日

 新型コロナウイルスの感染が、全国的に拡大する中で迎える盆休み。都道府県によっては、帰省の自粛や感染対策を徹底するようにと呼び掛けている。例年は大勢の帰省客で混雑するJR新大阪駅のホームは8日、目立った混雑は見られず静かな帰省スタート。マスクをしたり、消毒液を携帯するなど対策を取った上で列車に乗り込んだ。

ホームで列車の到着を待つ乗客ら。古里では新型コロナウイルスの感染防止対策を取って過ごすという=8日、JR新大阪駅

 ホームで新幹線を待っていた石川県に住む会社員の男性(59)は、熊本県に帰省する予定だという。感染拡大を心配してゴールデンウイークは帰省を諦めたと言い、「コロナは心配だが、普段から3密にならないように気を付けている。帰ってからは大人数で飲食をしたり、飲みに出るのは控えたい」と話した。

 「実家で過ごすだけにして夜は出歩かないようにしたい」。こう話すのは夫婦で実家のある福岡県に帰省するという八尾市に住む会社員の男性(28)。ゴールデンウイークは帰省するのをキャンセルしたという。感染者が全国で急増する中での今回の帰省に、「迷ったが、気をつけて帰る」と話した。

 福岡県に住む独り暮らしの高齢の母親(83)から「(お互いのために)来ない方がいい」と言われたという奈良市に住む会社員の男性(58)。「迷ったが1年、会っていないので、顔を見に行く。お墓参りもある」と今回は帰省を決めた。3日間、滞在する予定だという。帰省先ではレンタカーで移動し、公共交通機関を使うことは避けて人との接触の機会をできるだけ減らし、飲み会にも出掛けないようにすると話していた。

 JR西日本によると、始発〜午前10時のうち九州方面に向かう山陽新幹線の自由席乗車率は、比較的混み合った同8時台の「のぞみ1号」でも50%だった。


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