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「都構想」菅氏の真意は− 自民内“綱引き”

2020年9月15日

 自民党総裁選の投開票が14日に行われ、安倍晋三首相の後継に菅義偉官房長官が選出されたことを受け、大阪府内の同党の地方議員からは「大阪都構想」を巡り、期待や注文の声が聞かれた。自民党大阪府連は大阪維新の会が目指す都構想に反対しており、大阪市民を対象にした2度目の住民投票を控えて、反対する地方議員らは新総裁の応援を得たい考えだ。

 同市内選出のある府議は、安倍首相が2018年4月に府連の臨時党員大会に出席し、「(都構想に反対する)府連の考え方は党の考え方であり、党総裁たる私の考え方だ」と発言したことに触れ、「菅さんにも反対の立場を継承してほしい。これから(住民投票に向けて)戦う中で党本部にも応援してもらわないといけない」と期待する。

 都構想に関して同党府議団には賛成、反対の議員が双方所属する。

 賛成の立場の原田亮幹事長は13日の民放番組内の菅氏の発言を受け、「反対しているなら都構想を批判するが、そうじゃなく賛意を示したと思う。(その菅氏が)新総裁になるのは大きな意味を持つ。都構想に賛成している議員からすれば大きな後押しになる」と話した。

 「前評判も高く、順当な結果。県連、府連など集合体のトップなので大きな耳を持っていただく必要がある」と語る同党市議団の北野妙子幹事長。

 都構想に反対する中で「特殊事情がある都道府県も多く、大阪もその一つ。われわれの代表としてわれわれの意志を尊重するような形で、将来に向かって同じ方向に向かっていけたらと強く希望している」と要望した。

 川嶋広稔副幹事長も「官房長官の立場と総裁の立場は異なる。新総裁は党勢拡大で最前線に立ってきた現場の話に、耳を傾けてくれるものと期待している。(衆議院の解散については)府連としては住民投票に集中していく。もし解散があればその時に考える」とし、都構想に反対する府連の意志の尊重に期待を寄せた。


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