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「1人焼き肉」気軽に 若江岩田駅に専門店オープン

2020年9月16日

 新型コロナウイルスの影響で外食産業の売り上げが軒並み落ち込む中、複合型精肉業「ダイリキ」(本社・大阪市西区)は15日、東大阪市の近鉄若江岩田駅の高架下に、新業態となる1人焼き肉専門店「お肉屋さんのひとり焼肉」(約100平方メートル、24席)をオープンした。

全24席が1人用に仕切られた「お肉屋さんのひとり焼肉」の店内=15日、東大阪市

 同社は精肉卸売業のほか、小売店「ダイリキ焼肉市場」や食べ放題飲食店「ワンカルビ」「あぶりや」「きんのぶた」などを展開する業界大手。新型コロナ禍での開店となるが、高橋淳社長が「通常の食べ放題店としては手狭なので、思い切って1人焼き肉専門店に」と決断した。

 席は椅子に合わせ幅60センチとし、個別に無煙ロースターを設置。飲料水レバーも個別で、お手ふき類は引き出し収納とし、間仕切りは可動式で独立性を保てるように工夫した。

 来店客はスマートフォンで個別注文、食後の支払いもセルフレジと、注文品をトレーに乗せて置く時以外は従業員との接触もほとんどない。感染拡大防止に検温や消毒などを徹底し、清潔感を第一に初業態にした。

 高橋社長は「焼き肉店のお1人さまメニューは当たり前になってきたが、女性1人ではまだ入りにくく食べにくい店が多い」と見据え、「ランチ中心で平均客単価も千円以内に設定。それでも滞在時間が20〜30分と回転率がいいので、2時間の食べ放題店より将来性があるかも」と分析する。

 「これからは1人焼き肉の競合店が増えると思うが、ウチは精肉小売店併設で新鮮さにこだわりたい。どの層に支持されるのかをいろいろ確かめて、次はスーパー内などへの出店を目指す」と話す。訪れた女性客は「“ランチに焼き肉”のハードルが一気に低くなった感じ。コロナ時代に“1人であり”ですね」と話していた。


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