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大学発ベンチャー起業支援へ 神戸大と大工大連携

2020年9月25日

 神戸大(神戸市)と大阪工業大(大阪市)は24日、大学発ベンチャー企業の起業支援環境の整備を共同で行うと発表した。両大学の特徴や強みを掛け合わせ、5年間で計60件の研究を対象に起業を検討する。2022年度には、起業後の支援に向けて、独自の投資ファンドを設立予定。政府が新ビジネスの興隆を図るため、「グローバル拠点都市」に選定した京阪神地区の発展に貢献していく考え。

大学発ベンチャー企業の起業支援に向けて意欲を示す関係者ら=24日、大阪市北区の大阪工業大

 科学技術振興機構(JST、埼玉県)が取り組む、大学発新産業創出プログラムに採択されたのを踏まえて実施。神戸大は、産学連携業務を一貫して手掛ける株式会社「神戸大学イノベーション」を、今年3月に設立している。

 同社は、大学の基礎研究を事業化する際に必要な資金向けのファンドを継続的に運営。同機構の採択期間5年間で多様な資金調達を行い、年間5千万円の運営資金を目標に掲げた。

 22年度には、投資家や同社が100%出資の投資会社などで「投資事業有限責任組合」を組織する予定だ。

 大工大は、大阪商工会議所との連携で築いている地元企業とのつながりや、知的財産研究科・学部の知見を役立てる。

 起業の基となる技術は、神戸大と大工大の担当部門が有望な研究者を探し、ビジネスモデルの構築や外部機関への橋渡しを支える。

 両大学の産学連携担当者は大阪市内で会見し、神戸大の小田啓二副学長は「2校で取り組む数の利点を生かし、相乗効果を生み出したい」と強調。大工大の岡山敏哉副学長は「2校が協力し、末永く関西を盛り上げていきたい」と意欲を示した。


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