大阪ニュース

広報紙批判に松井氏反論 「考え方おかしい」

2020年9月26日

 大阪市の松井一郎市長は25日、市が手掛ける「大阪都構想」の広報資料の発行に当たって、市の特別参与が中立・公平性の担保のため修正を求めたことに対し、「考え方がおかしい」と批判した。指摘を受けて表現を一部修正した副首都推進局にも、「判断が甘い」と言及した。市役所で記者団の質問に答えた。

 市によると、文面の問題点を指摘したのは「広報関係特別参与」のグラフィックデザイナー清水柾行氏、山本良二・近畿大教授(広告学)の2人。

 「デメリットは住所変更手続きしかないと記載され、乱暴な議論」「『よくある質問』は、すべてが特別区制度のアピールになっている」などと注意を促している。

 これまで、各行政区で戸別配布する広報紙に対しても、制度案を「具体的にデータを示すべきだ」「メリット、デメリットや議論の内容など客観的な情報を伝えるべきだ」などと再三指摘してきた経緯がある。

 松井市長は報道陣に「経費はデメリットではなく必要な投資」と強調。大阪・関西万博や統合型リゾート施設(IR)の誘致を引き合いに「府市一体でしかできなかった。(特別参与は)効果を分かっていない」と反論した。

 市議会では、都構想に反対する自民党市議らから「『広報』ではなく、政党の『広告』になっている」と批判の声が挙がっている。


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