大阪ニュース

森友報道「勇気に敬意」 赤木さんと相澤記者を表彰

2020年10月11日

 日本ジャーナリスト会議(JCJ)は10日、優れたジャーナリズム活動を顕彰する2020年度JCJ賞の贈賞式を、東京都千代田区のエデュカス東京で開き、「森友問題で自殺した財務省職員の遺書の公開」の報道に携わった大阪日日新聞編集局長の相澤冬樹記者と、財務省職員の妻赤木雅子さんにJCJ賞を贈った。

トロフィーを受け取る相澤記者(右)=10日、東京都千代田区のエデュカス東京

 選考委員で元朝日新聞編集委員の藤森研さんは「公文書改ざんを強いられた末に、自ら命を絶った近畿財務局職員が残していた遺書を初めて公にした。(政治家や財務省の)とりつくろいを、一気に引きはがす極めてインパクトのあるスクープ」とした上で、「一連の報道は赤木さんと相澤さんの共同作業。2人の勇気と誠実さに敬意を表する」と講評した。

 賞状とトロフィーを受け取り、スピーチで相澤記者は「取材する側とされる側が、同時に受賞したことに感慨深い思いをしている。赤木さんとの間には1年4カ月のせめぎ合いがあって、手記の全文公表という記事につながった。せめぎ合いは今でも続いているが、ちゃんとつながった人とは永遠につながっていく」と、取材相手と信頼関係を築くことの重要性について語った。

 続いて会場では、「手記を公表したいと思ったとき、信頼できる記者に出会えるかが重要。私は運が付いていた。相澤さんに出会うことができた。長い裁判もうまくいく気がする」と、赤木さんのメッセージが読み上げられた。


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