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クリエーターが表現 「わたしのマチオモイ帖」

2020年11月15日

 クリエーターが自分にとって大切な町を、小冊子や映像作品にして紹介するイベント「わたしのマチオモイ帖(ちょう)2020大阪展」が、大阪市住之江区の「大阪デザイン振興プラザ(ODP)」(ATCビルIT棟10階)で開かれている。ふるさとの町、学生時代を過ごした町、今暮らす町などをテーマにした約300作品を展示。場所や時間は違っても、今はそこにいなくても、同じ気持ちでいる人たちをつなげている。

展覧会をアピールする主宰者の村上さん(右から3人目)とスタッフの皆さん=13日、大阪市住之江区の大阪デザイン振興プラザ
クリエーターの大切な町への思いが詰まった「マチオモイ帖」

 マチオモイ帖は、東日本大震災の発生した2011年、同市在住のコピーライター、村上美香さん(53)が、ふるさとの広島県・因島を思う“1帖”から始まった。

 デザイナーや写真家、映像作家など、日本全国から幅広いジャンルのクリエーターが賛同し、展覧会活動に発展。これまでに1900帖を超える作品が生まれている。

 今回のテーマは「where am i ̄どこにいても。」。新型コロナウイルス感染症の影響で不安が広がる今、クリエーター一人一人が自分の足元を見つめ直し、それぞれの町への思いを表現した。

 村上さんは「私たちは自分を振り返り、心を整理し、大切な町とのディスタンス(距離)をずっと考えてきた。どこにいても自分らしく立っていられるように自らを物語る。今こそ、その時なのだと思う」と説明する。

 会場では、今年の新作とこれまでの中からえりすぐりの作品が並び、小冊子やポストカードは手にとって閲覧できる。

 和泉市在住のイラストレーター、小宮さえこさん(39)は、『いずみ帖』でボランティア活動にも力を入れている地元の和太鼓グループ「いずみ太鼓 皷聖泉(こせいせん)」のメンバーの声を丁寧にまとめた。

 グループの魅力を再認識しながら、「自分の足元を豊かにし、それが少しでも広がればどこに住んでいても幸せ。どこでも自分の町になる」と、町との関わりについて理解を深めていた。

 会期は15日と20〜23日、入場無料。午前11時〜午後8時(最終日は午後6時まで)。会期中は来場者への「ゆうちょマチオモイカレンダー」のプレゼント(先着順)や、動画投稿サイト「ユーチューブ」でのトークイベント配信(23日)もある。


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