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府市一体で成長 吉村氏“ワン大阪”強調

2020年11月22日

 大阪維新の会の新代表に21日、代表選を経て吉村洋文大阪府知事(45)が選出された。代表を辞任する松井一郎大阪市長(56)の後を受け継ぎ、府市一体の取り組みを進めていく意欲を口にした。所属議員らは松井氏が先頭に立ったこれまでの改革の取り組みを評価しつつ、会を新たに率いる吉村氏に向け、「新しい風を」「若い世代を引っ張ってほしい」と期待の声を寄せた。

大阪維新の会の新代表に就任し、会見に臨む吉村氏(中央)と松井元代表(右端)、新幹事長の横山英幸氏(左端)=21日、大阪市中央区

 大阪市中央区のホテルで行われた代表選に先立ち、松井氏は会場の議員らに向け、2010年の維新設立時を「霧のように露と消えると当時言われた」と振り返りながら、現在の府内での維新の一定の支持を取り上げ、「行革で生み出した財源でサービスを拡充して、大勢の人に評価されている。(しかし)緩み、おごり、たるめば評価は消え、支援はなくなる」と緊張感を持って政治に取り組むよう求めた。

 代表選に関しては「ちょうどいいきっかけだ。新陳代謝をし、新しい感覚で政治や行政を動かすことでニーズに応えてほしい」と口にした。

 代表選で片山一歩市議(57)を大差で破った吉村氏は「一致団結し、ばらばらにならないように前に進めたい。松井さんが代表を辞任し、創業者ではない僕が代表で、メディアでは駄目と言われている。大阪維新が駄目なままで終わるのか、さらに前進するのか。この危機を乗り越え、大阪の成長を前に進めたい」と決意を語った。その上で「府市一体、“ワン大阪”を実現させたい」と強調した。

 吉村氏は幹事長に3期目の横山英幸府議(39)を起用し、政調会長や総務会長にも同じく3期目の世代を充て、新たな執行部体制を編成した。

 所属のベテラン府議は、吉村氏に関して「今回の都構想の住民投票は結果は残念だったが、見ていて気の毒なくらい一生懸命やっていた。次の維新の世代の代表としてふさわしい」と評価していた。


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