国連の提唱するSDGs(持続続可能な開発目標)推進を街づくりの基本に置いている兵庫県尼崎市は、阪急塚口駅南口前に建設中の大規模マンション「プラウド阪急塚口駅前」を「尼崎版SDGsスマートマンション」第1号に認定。稲村和美市長が、野村不動産常務執行役員の中村治彦西日本支社長に認定書を授与した。
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第1号のSDGs認定書を授与する稲村市長(左)と中村支社長 |
同市ではSDGsの趣旨を受け、環境配慮や地域活性、社会貢献の要素を満たした付加価値の高いマンションを独自に認定。エコ設備設置費などを補助する事業を、本年度から開始しており初認定となった。
同マンションは16階建て421戸、2022年10月完成予定で、環境に配慮して電力を一括購入し、インターネットを組み合わせてエネルギー消費量をコントロールする。駅前立地を生かした公共交通機関利用促進や子育て、高齢者などの世代間交流を実現させる共用部公開サービス計画などが評価された。
稲村市長は「市独自で認定して補助金を出すのは、全国でも珍しい取り組み。一般的な家庭と比較し、年間1割程度の電力使用削減を期待しています。今後も開発段階から市民・事業者・行政が一体となって、社会課題に解決に取り組みたい」と説明。
中村支社長は「阪急神戸線塚口駅前1分という好立地。事業認定の趣旨をしっかり踏まえ、尼崎市に誇れる街づくりで地域貢献したい」と謝辞を述べた。
この後、稲村市長は中村支社長の案内でモデルルームを見て回り、認定対象の計画概要などの説明を受けた。
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