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寒さはねのける炎 四天王寺庚申堂で「初庚申」

2021年1月13日

 大阪市天王寺区の和宗総本山四天王寺・庚申(こうしん)堂で12日、庚申まいりで最初に行われる「初庚申」が執り行われた。えとの「庚(かのえ)」と「申(さる)」の組み合わせで約60日ごとに一度巡ってくる信仰行事で、多くの参詣者が新型コロナウイルス禍を受け、無病息災や身体健全を祈願した。

境内で勢いよく燃え上がる護摩壇=12日、大阪市天王寺区の四天王寺庚申堂

 同寺庚申堂は、日本の庚申尊出現の地とされ、徐災無病の霊験あらたかな秘仏・青面(しょうめん)金剛童子が祭られている。境内では初庚申恒例の柴灯(さいとう)大護摩供を奉修。同寺僧侶と奈良県大峯山寺の修験行者が願文の奏上の後、護摩壇を清めて点火した。

 同日の大阪市内は、朝方に雪やみぞれが降るなど冷え込んだが、寒さと厄をはねのけるような炎が高く上がり、見守る人々が手を合わせた。

 区内から訪れた山口和子さん(70)は「初庚申にお参りできてうれしい。今年は穏やかな年になって、お寺も含めて以前のようなにぎわいが戻ってほしい」と話した。

 今年の庚申まいり(本庚申)は、3月13日▽5月12日▽7月11日▽9月9日▽11月8日。各前日には宵庚申が執り行われる。


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