大阪府の吉村洋文知事は13日の定例会見で、新型コロナウイルスの患者を受け入れる病床を確保するため、新型コロナへの対応を定めた特別措置法31条に基づき、医療機関に要請する考えを示した。
府内の病床は逼迫(ひっぱく)しており、12日時点の重症病床の運用率は81・4%、軽症・中等症の運用率は76・2%となっている。
吉村知事は現在の感染拡大を踏まえ、「全体の医療資源の中で、1床でも2床でも民間でできる力のあるところはやってほしい。一致団結して乗り越える中で、今は有事なのでお願いをせざるを得ない」と述べた。
軽症や中等症の患者を受け入れるために、新たな体制整備を検討していることも明らかにし、「施設を新たに造るというよりは、医療機関の使っていないベッドを集約しながら、そこを一つの医療機関とする」との意向を示した。
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