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大阪から元気を 心斎橋ビルに“希望の樹”

2021年2月14日

 東大阪市出身で、国内外で活動するポップアーティストのハタヤママサオさん(45)が、大阪・心斎橋のビル壁面を絵画で彩るプロジェクトに取り組んでいる。描くのは「HOPE TREE(希望の樹)」。3月中旬の完成予定で、2025年大阪・関西万博に向け「大阪から関西、全国へ希望の光をともしたい」と意気込む。

「心斎橋をアートで明るくしたい」と話すハタヤママサオさん=大阪市中央区
「希望の樹」の完成イメージ

 壁面アートは、不動産業などを営む「おおきに商店」(大阪市中央区)が、大阪の街を元気にしようと取り組む「おおきにアートプロジェクト」の一環。第5弾となる今回は、「ポップは人をハッピーにする」をコンセプトに活動する、地元・大阪のハタヤマさんに白羽の矢が立った。

 “キャンバス”は、大阪メトロ御堂筋線心斎橋駅にほど近い「おおきに心斎橋ビル」(同市中央区西心斎橋1丁目)。ビルの壁面は高さが約30メートルあり、新緑を芽吹かせる「生命力」や自ら大きく育つ「前向きに成長」をイメージした樹木をモチーフに、動物や文字をポップなタッチで描いていく。

 計画は新型コロナウイルス禍の前から動きだし、当初は昨年、完成予定だった。感染拡大に伴い工事着工が大幅に遅れたが、その間にデザインのモチーフを樹木に一新。「より意味のあるデザインになり、こうして実現できることに感謝している」と前向きに受け止めている。

 作業は8日から本格的にスタートし、ビルに下絵となる線を写し、色を付けている。ビルは幕で覆われるため、作品が出来上がっていく過程を外から見ることはできないが、3月12、13日には仕上げの様子を一般公開する予定。

 ハタヤマさんは「生のアートは、ネットなどとは感じるものが違う。描いてる途中を見ることもあまりないと思うので、アートに触れる機会が少ない人にも気軽に楽しんでもらえればうれしい」とアピールしていた。

 ハタヤマ・マサオ 1976年、東大阪市出身。会社員時代にアートに目覚め、独学で腕を磨きながら活動を開始。2017年に独立後は、パリで個展を開き、国内外のアートプロジェクトにも参加。大阪水上バスの全面ペイントや道頓堀での壁画作成など、地元大阪を盛り上げる活動にも力を入れている。


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