「初心者のための能狂言」(大阪市主催)が21日、大阪市中央区の大槻能楽堂で開かれた。子どもから大人まで約200人が来場し、600年以上に渡って脈々と歴史をつないできた伝統芸能に触れた。
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能「羽衣」の一場面=21日、大阪市中央区の大槻能楽堂 |
前半は、能狂言の公演で使われる笛、小鼓、大鼓、太鼓の「お囃子(はやし)ワークショップ」。例年は観客を舞台に上げて楽器を鳴らす体験をしていたが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、それぞれの音の出し方などを小鼓の久田陽春子さんが解説した。
鑑賞では、狂言「蝸牛(かぎゅう)」を上演し、カタツムリ(蝸牛)を知らずに探しに来た太郎冠者とカタツムリになりすます山伏の掛け合いの場面では、客席から笑い声が起きた。
能は「羽衣」を上演。天女のたおやかな舞と、緩急を付けたおはやしの迫力に客も真剣なまなざしで見入っていた。
守口市から両親と訪れた小学5年の女児は「おもしろかったけど、せりふが何を言っているのかわからなかった。おはやしの音が印象的だった」と話していた。
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