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先輩の朝乃山関目標 長内選手、高砂部屋に

2021年2月23日

 近畿大相撲部4年の長内孝樹3段(21)が、大相撲高砂部屋に入門することになり、東大阪市の同大学で会見に臨んだ。3月14日初日の春場所(東京・両国国技館)で初土俵の予定。同大学からのプロ入りは22人目、現役力士では8人目となり、このうち大関朝乃山関(26)ら4人が関取として活躍している。

プロ入りを表明した長内選手(中央)。左は阿部監督、右は田端昌平部長=近畿大提供

 長内は身長175センチ、体重120キロと大型化の進む大相撲では小兵。大学でも主に115キロ未満級として取り、個人体重別全国制覇も経験。世界選手権では同級を指す軽重量級の日本代表として準優勝した。

 高砂部屋を選んだことについて、「近大の先輩・朝乃山関に憧れた。先輩のような力強い相撲を取りたい」と目標に掲げた。

 昨春からの大会が新型コロナ禍で次々と中止となり、「4人兄弟の三男。全員が相撲を取って大きくなった環境で、“小さいころから続けてきた相撲をこんな形で終わるのか”と、不完全な気持ちがずっと残った。悔いのないように大相撲でとことんやっていこうと、11月になって阿部智志監督と相談して決めた」と説明した。

 付け出し資格はないが、3月場所は前相撲がないため相撲は取らず、5月場所にいきなり序ノ口デビューとなる。「2年で関取に上がるのが目標。得意技は中学時代から磨いてきた出し投げ」と抱負を語った。

 近大の阿部監督は「うまさは十分ある。大学では団体戦3人目・中堅として、これまでやや相撲が大きかったので、体を生かせるスピードがつけば大成できると思う」と期待を込めた。

 オンラインで東京から会見に参加した師匠・高砂親方(元関脇朝赤龍)にとっては、昨年末に部屋継承後初の新弟子。「部屋の先代師匠(錦島親方・元大関朝潮)や若松親方(元前頭朝乃若)も、近大の先輩だからすぐなじめる。自分と似た相撲を取っている印象があるので、これから指導していくのが楽しみ」と笑顔を見せた。


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