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府がワクチン接種訓練 吉村知事「有意義だった」

2021年3月1日

 大阪府は28日、新型コロナウイルスのワクチン接種に関連し、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で開いた集団接種会場の開設・運営訓練を報道関係者向けに公開した。実施主体となる市町村が手順を確認できるよう規模の異なる2会場を設定。検証結果を基にマニュアルを策定し、混乱回避につなげる。

1200平方メートル会場(手前)と600平方メートル会場(奥)の2パターンを想定して実施した訓練=28日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪
ワクチン接種により副反応が出たと仮定し、倒れた人を救急搬送するスタッフ。吉村知事(後方左から3人目)も視察した=28日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪(代表撮影)

 訓練には各市町村のほか府の医師会や看護協会、薬剤師会など関係者約560人が参加。接種券や予診票の記載ミスの確認や誘導、接種後は15〜30分程度副反応の有無を観察するなど一連の流れを確認した。

 市町村の会場規模に応じた参考事例にしてもらおうと、スポーツセンター(1200平方メートル)と区民(市民)センター(600平方メートル)を想定。接種をそれぞれ1時間につき45人、30人と設定し、医師からは「もう少し予診票を埋めないと、予診で時間がかかってしまう」、薬剤師からは「お薬手帳を持参してもらうとアレルギー歴などが分かってスムーズだ」などの提案があった。人員の加配を求める声も相次いだ。

 府では今後1、2週間をめどにマニュアル化する方針。視察した吉村洋文知事は記者団に「非常に有意義だった」と訓練の手応えを述べた上で、初期段階で「本物のワクチンを使った現実的な訓練ができないか」との考えも併せて示した。


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