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府看護協がワクチン講習 手順や副反応対応確認

2021年3月2日

 大阪府看護協会は1日、新型コロナウイルスワクチン接種講習会を、大阪市城東区のナーシングアート大阪で行った。約60人の看護師が参加し、ワクチンや副反応の情報、接種方法などについて説明を受け、実際の注射器や防護服などを使用して実習した。府が対象の緊急事態宣言は解除になったものの、ワクチン接種にはマンパワーが必要という課題もあり、参加者は真剣な表情で取り組んだ。

シミュレーション器具などを用いて実習する看護師ら=1日、大阪市城東区
ワクチン接種講習会を視察する吉村知事(中央)=1日、大阪市城東区

 ワクチン接種を安全に実施することを目的に、主に現在未就業の看護師を対象に初めて実施。実習前には専門家を講師にワクチンについての講習も行った。

 実習では参加者が3人一組で患者、接種者、観察者役になり、順番に各役割を体験しながら一連の動きを確認した。

 ワクチンはファイザー社製を想定。生理食塩水で希釈するところからスタートし、参加者は注意深く注射器に模擬薬剤を入れると、筋肉注射用のシミュレーション器具に注射針を刺して接種していった。

 参加した森屋智恵さんは「13年ぶりに現場に復帰するが、技術と知識の再確認になった」と手応え。中島元恵さんは「講習を受け、ワクチン接種に取り組むことで、活気ある大阪を取り戻す一助になれば」と話した。

 同協会の高橋弘枝会長は「技術などはすぐに思い出すと思う。今後も協会として協力は惜しまない。危機的状況の中、社会への貢献のため、これほど多くの方が手を挙げてくれたことは本当にうれしい」と感謝していた。

 会場には吉村洋文知事も視察に訪れ、実習の様子を見学。「大阪には3月の第1、2週で7万人分のワクチンが届き、医療従事者への接種が始まる。4月には高齢者の接種も始まる。安全確実に早く実施するためにも、看護師の方にご協力を願いたい」と呼び掛けた。

 現在、講習会には約350人が応募しており、3、4月中は希望者に応じて随時、実施することにしている。


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