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車中で恐怖体験 コロナ休業のホテルでお化け屋敷

2021年3月3日

 休業中のホテルロビーを使い、車に乗ったままホラー体験をする「ドライブインお化け屋敷」が12日から始まる。車内で3密を回避し、血だらけのゾンビとは非接触。新型コロナ禍でも安心安全なエンターテインメントではあるが、逃げ場のない恐怖が襲いかかる。

フロントガラスに張り付く演者たち。もう逃れられない
車は全方位を“ゾンビ”に襲われる

 日本に住む外国人の就労支援を行う「YOLO JAPAN」(大阪市・加地太祐社長)が運営するホテル「YOLO BASE」(同市浪速区)で開催。同ホテルは、外国人の日本語や宿泊・外食分野の特定技能取得を目指す就労トレーニング施設を併設して2019年秋に開業したが、新型コロナウイルス感染症の影響でホテルは休業状態にある。

 ドライブインお化け屋敷は、全国各地のお化け屋敷をプロデュースする会社「怖がらせ隊」(東京・今出彩賀社長)の企画。昨年、東京でも開催し、好評を博した。

 体験は約20分間。来場者は、お化け屋敷用に改装したホテルのロビーに配置された車に乗車する。ドアがロックされると、カーラジオから架空の大量殺人事件を知らせるニュースが流れる。漆黒の闇、不穏な空気が流れ始めた一瞬の静寂の後、目の前には血だらけのゾンビが次々と出現。フロントガラス、サイドガラスに張り付き、ある者は車体を激しく揺らし、車内は非日常の恐怖に襲われる。

 演者は新型コロナ禍で打撃を受けるエンターテインメント業界で働く外国人や日本人パフォーマーたち。国島幸四郎さん(24)は、ダンサーとしてイベント出演やインストラクターをしていたが、現在はスケジュールが「すかすか状態」と肩を落とす。「お客さんとの距離感が近いので、一瞬の勢いだけではなく、表情を含めて緩急を付けて演じたい。幅広い方向性で学び、今後の活動の糧にしたい」と“怖がらせ”に力を注ぐ。

 YOLO JAPANの坂本遼太さん(27)は「コロナ禍で力が有り余っているパフォーマーの力を借りて、新しいエンタメを作ることができた。お化け屋敷だが、一種のショーと考えた時、一般的に正面から見るものが360度で楽しめる。新しい感覚の恐怖体験を楽しんでほしい」と話している。

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 営業は毎週金〜日曜。料金は1台6千円で最大4人乗車。予約はホームページから。


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