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女性の活躍推進へ「サクヤヒメ」舞う 大商顕彰事業

2021年4月10日

 企業や文化的活動で活躍する女性をたたえる大阪商工会議所の顕彰事業「大阪サクヤヒメ表彰」が、節目を迎えている。大阪の女性活躍推進の機運を盛り上げようと、5年間限定で2020年度まで取り組み、計227人を表彰。女性リーダー育成に向けたメッセージ集を発行した一方で、受賞者有志が新たなコミュニティーを形成しており、25年大阪・関西万博に向けた活動を本格化させる。

大阪サクヤヒメ表彰の記念冊子を手に、後進の育成に意欲を示した広瀬副会頭=大阪市中央区

 同表彰は、佐藤茂雄前会頭の辞世の句「やはりいた/サクヤヒメ達(たち)/六歳経(むとせた)つ」にちなみ、強く美しい女性として神話に登場するコノハナサクヤヒメのイメージに基づいて命名。

 会員企業で活躍する女性の役員や管理職、大阪を拠点に文化的活動をする女性を対象に、2016年度から年1回、自薦他薦で表彰者の募集を行ってきた。

 これまでの5回で、大阪サクヤヒメ大賞5人▽大阪サクヤヒメ賞54人▽活躍賞166人▽特別賞2人−を選出。18年度には、国連の持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした研究会を有志らが発足し、行動計画を立てて活動している。

 大商は、最終年度の前年度末、総括として冊子を作成。女性リーダー育成で「本当に必要と思うこと」について、受賞者のうち106人から寄せられたメッセージを掲載した。

 損保ジャパンの大川内由美子さんは「リーダーの方に、女性のリーダー候補者を具体的に発掘していただくこと」と指摘。田辺三菱製薬の大瀧芽久美さんは「女性を意識することなく仕事を与え、ライフイベントをハンディとしない仕組み」を掲げた。

 受賞者有志らは、万博に向けて共に活動する場として、「万博サクヤヒメ会議」も19年度に設立。来月26日には、初めての企画イベントを大商と共催して大阪市内で開く。同会議代表の藤本加代子・隆生福祉会理事長らが、日本国際博覧会協会の森清副事務総長と意見交換。同会議メンバーの活動発表も予定している。

 大商初の女性副会頭、広瀬恭子・広瀬製作所社長は、定例会見で「大商としても活動を応援し、後進の女性の育成につながるように頑張っていきたい」と意欲を示していた。


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