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初の週末、人出減る まん延防止の大阪市内

2021年4月11日

 まん延防止等重点措置(重点措置)開始から初の週末を迎えた10日、大阪市内の観光地、繁華街などでは普段よりも人出が減った。一方で行楽客からは「従来の感染対策を続けて外出している」との声も。重点措置が全面的な行動変容まで至っていない側面も示唆した。

人通りの少ない新世界かいわい=10日、大阪市浪速区

 天王寺公園(天王寺区)では親子連れの姿はまばら。園内で子ども用の2階建てバスを運行しているイベント会社、松本商事(西淀川区)の松本光彦専務(59)は「通常の5分の1ぐらい」。ゴールデンウイークまで毎週運行の予定だが、重点措置の直撃で「今後の対応を考えざるを得ない」と苦慮をにじませる。

 隣接する浪速区の新世界かいわいも人通りが少ない。たこ焼き店「きたや」のオーナー、山本淳一朗さん(52)は「頼みの観光客はほとんどいなくなった」と渋い顔。指導通り、午後8時までの営業だが「人がおらず、やっていても仕方ない」と苦笑する。

 少ないながら行楽客の姿も見られた。親子4人で天王寺動物園(天王寺区)に向かっていた栗林伸久さん(35)は「重点措置で対応が大きく変わるわけではない。個人的にはこれまで通り、しっかりと消毒などの対応する」と話した。

 若者が集うアメリカ村・三角公園(中央区)に来ていた京都市の会社員、小林拓矢さん(26)は「先月末よりも確実に人は少ない。ライブハウスも営業時間やアルコールの販売時間を守っており、消毒もしっかりしている。自分もルールを守り行動する」と語った。

 一方、東京から所用で来阪したパート従業員、田中まみさん(48)は空き時間に大阪を観光。重点措置については「自分には関係ない。マスクも持ってはいるが、必要に迫られない限りしない」と涼しい顔。

 大阪城天守閣(同区)の青木美佐子主任は来場者数について「先月末よりも3分の1程度」。しかし、背景には桜の時季や春休み期間の終了なども考えられ「必ずしも重点措置の影響だけとは言い切れない」とみている。


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