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三日月の大阪湾 一体開発 ビジョン素案策定

2021年5月15日

 大阪府などで構成する「大阪広域ベイエリアまちづくり推進本部」は、府庁で会合を開き、開発計画のビジョンについて素案を策定した。大阪湾周辺地域を三日月に見立てた「クレセントリンク」と定義し、各地域の歴史や景観、食材や産業などの固有資産を生かし、連携して成長につなげていくことを決めた。

開発ビジョンの素案が策定された「大阪広域ベイエリアまちづくり推進本部」=11日、府庁

 同本部は府と大阪市、堺市の首長と関連部局で構成され、府臨海部9市3町の成長戦略を企画、立案している。11日にあった会合には、泉大津市など大阪湾周辺自治体の首長もオンラインで参加した。

 素案では各地域の特色を充実させ、水上交通網や自転車道などを整備することで連携を強化していく方針を確認した。

 期間は2050年までの長期計画とし、当面は25年の関西・大阪万博開催に向けて、舞洲(まいしま)や堺駅、堺旧港周辺を重点地域としてネットワーク造りを積極的に進める。その後も岸和田市などの府南部の湾岸部整備を進めていく。

 実現に向けては、行政だけでなく企業やNPO法人など民間の参画も呼び掛けて連携し、調整しながら推進していく。必要になる柔軟な制度運用、規制緩和も同時に進めていく方針。

 素案は今後、推進本部で検討を重ね、来年度には正式な案として策定される見通し。本部長でもある吉村洋文知事は「湾岸部だけでなく、将来的には淀川などでの舟運事業とも連携した取り組みにしたい。まずは万博までを目標期間とするが、次は統合型リゾート施設(IR)、さらにその先と長い期間で進めていきたい」と話した。


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