大阪ニュース

会食自粛期間中 ルール逸脱1109人懲戒処分 大阪市

2021年7月21日

 今年4月、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、「5人以上」「午後9時以降」での会食の自粛要請期間中に、ルールを逸脱した大阪市職員が発覚したのを受けて市は20日、聴き取り調査の内容を公表し、計1109人を戒告などの懲戒処分にしたと発表した。市では5人以上の宴席に出席した職員の新規感染が相次いだことから、全庁調査を実施していた。市の担当者は「市民の信頼を失墜し、改めて深くおわび申し上げます」と陳謝した。

懲戒処分を発表し、市民に対し頭を下げる市人事室の担当者=20日、大阪市役所

 市人事室によると、調査対象は、局長級から係員までの計約2万1500人。ルールを逸脱した職員のうち信用失墜行為に当たるとして、会食当時の役職で、課長級以上の58人を減給に次いで重い処分の戒告。課長代理級の53人を文書戒告、係長級以下の998人を口頭注意とし、役職に応じて処分内容を決めた。

 調査では、自粛が求められていた3月1日から4月4日までの間、職員がルールに反して「5人以上」または「午後9時以降」に会食した事例の有無を調べたところ、計216件に上った。

 最も多かった人数での会食は25人で、参加の最多は6回、最長は午前0時まで。時期的に送別会が最も多く、「1テーブルが4人以下ならいいと思った」などと答えているという。

 発表を受け松井一郎市長は陳謝した上で、記者団に「市民の信頼あってこそ行政運営ができる。職員は心を入れ替え、二度と裏切る行為のないよう襟を正してもらいたい」と述べた。


サイト内検索