大阪ニュース

宝塚雪組が「シティーハンター」 新トップお披露目

2021年7月30日

 宝塚歌劇団雪組は新トップスター彩風咲奈と朝月希和のお披露目公演として8月7日〜9月13日、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で、大人気コミックを初めて舞台化したミュージカル「CITY(シティー) HUNTER(ハンター)−盗まれたXYZ−」(原作/北条司「シティーハンター」(C)北条司/コアミックス1985)を上演する。ショーは「ショー オルケスタ『Fire Fever!』」。

「目指すのは、ロマンチックで夢があって、"正統派の男役"という言葉が一番近いかな」という彩風咲奈=宝塚大劇場
「見せ方、伝え方には技術がいるが、何よりも大切なことはその役として生き抜くことだと思っている」という朝月希和=宝塚大劇場

 「シティーハンター」は1985〜91年に「週刊少年ジャンプ」で連載された傑作ハードボイルド・コメディーで、2019年に新作劇場アニメ映画とフランス実写版映画が公開された。舞台化は初で、齋藤吉正が脚本・演出。新宿を舞台にスイーパー(始末屋)として生きる“シティーハンター”冴羽※の活躍を、彼を取り巻く個性的なキャラクターたちと共に描く。

 冴羽※役の彩風は「スーパーヒーローであり、少し女性にだらしなかったりするチャーミングな部分もあり、でも締めるところは締めてかっこいい」といい、原作のキャラクターに近づけつつも、「宝塚の男役が演じるということを一番大切にしたい」。朝月は演じる香を「勝ち気な面もあるが、実は女性らしい部分を持っている」ところに魅力を感じるといい、「感情のスイッチがとても細かいので、その切り替えが課題」。

 「Fire Fever!」は稲葉太地作・演出。プロローグから「ダンスと歌のパワーで押しまくる。すごくエネルギッシュで、いつもとは違った雰囲気を楽しんでいただけるのでは」(彩風)、「すごい熱量で、稽古場から湯気が出るんじゃないかと思うくらい」(朝月)といい、新生雪組の誕生を祝した構成になっているという。

 トップとなり彩風は「この立場になってから何かすごく変わったという実感はない。一つの作品をより良いものにしていくという過程は、どの立場でも変わらないと感じている」といい、「“彩風咲奈の男役”を、どう残していくかが勝負だと思っている。もっともっと貪欲に挑戦していきたい」と勇み立つ。

 雪組は「みんなで意見交換できる環境にあり、みんなが闘争心を燃やし、その先には作品を良くしたいという思いがある」と彩風は誇らしげだ。朝月にも信頼を寄せ「彼女がつくってきたものを尊重し、切磋琢磨(せっさたくま)してやっていきたい」。

 朝月は彩風から掛けられた「一緒に走ってほしい」という言葉を胸に刻む。「ただ寄り添うのではなく、自分でもしっかりと意思を持ってこそ、お隣に居られると思った」といい、「どんなことがあっても諦めずにやってみる、やり抜くという気持ちは負けない」と自負する根性で、「みんなが常に全力で日々挑戦している前向きで明るいパワーが大好き」という雪組で大輪の花を咲かせる。

※は撩の「てへん」が「けものへん」

サイト内検索